富士山と山田
こんにちは山田です
先日、お休みを頂いて日本一高いと言われている富士山に登ってきました
実は私山田は毎年登っており、今年で5回目という記録を持っております
毎年人数も増えて行き、今年で20人の大家族になりました
面白いのが全員美容師
共に同じエリアで切磋琢磨する美容師が心を一つにして挑むのです
チームの名前はjetextasy
特に登山が好きというわけでもなく、気が付いたら毎年恒例行事になっており、お祭りみたいな感覚です
富士山といえば、数年前に世界遺産登録されてから、毎年7月〜8月のシーズンだけで30万人の登山者が訪れると言われております
御来光を見るとなると頂上付近でかなりの長蛇の列になり、ディズニーより並ぶ羽目になります。
何故そこまで富士山に拘るのか?
世界遺産登録されたから?
勿論それもあります。
しかしそれ以外のこと、富士についてもっとよく知ればもっと楽しくなり意味のある富士登山にすることができます
そこで少し紹介させて頂きます
富士山は誰のもの?と聞かれたら、日本人のほとんどが「みんなのもの」と答えるでしょう。
まさしく「日本の宝」ともういうべきでしょう
すべての日本人のものと答えたくなるのはよくわかりますが、実はこれは間違いです。
実は、富士山の八合九勺(3360m)から上は「私有地」です
歴史のある霊山を私物化するなんて、いったいどんな人が?と思うかもしれませんが、安心してください。
頂上に鎮座している「浅間神社」が持ち主なのです
浅間神社は、全国に1300以上あり、中でも富士宮市宮町に位置する富士山本宮浅間大社は総本宮です。祭神に木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)、彦火瓊々杵命(ひこほのににぎのみこと)、大山祇命(おおやまづみのみこと)を祀ります。
本社神殿は武田信玄公の厚い信仰を受けて、桃山時代の高荘な建造物として国の重要文化財に指定されています。
また毎年、7月1日は450年以上続いている「お導開き(おみちびらき)」をして、富士山の山開きも行っています。
このように、浅間神社と富士山の結びつきはとても古いのです。
そもそもの持ち主はあの徳川家康で、1606年に家康から大社に寄進されたと伝えられています。
ところが、明治維新後の1871年に国有地化。
太平洋戦争後、全国で国有地された土地が寺社へと返還されましたが、富士山頂だけは一部を除いて返還されなかったのです。
1974年の最高裁判所の判決によって、あらためて浅間神社のものと認められましたが、それでもなかなか返還がされなかったのです。
静岡、山梨両県の県境が画定されていないため登記できなかったからです。
それからさらに30年の時が流れ、2004年、財務省東海財務局が県境問題よりも優先することで調整し、ようやく無償譲与しました。
こうして134年ぶりに、富士山山頂はもとの持ち主に戻ったというわけです。
富士山の頂上というのは、正しくは神様の家
木花開耶姫命というのは火の神様とされています
遠い遠いお話で、古事記に記されている御伽話のようなものですが
簡単に言いますと
過去に富士山の大噴火がありその噴火を自分の身をもって鎮火させたのが木花開耶姫命と言われております
頂上の火口に身を投げ出したのが所以で、頂上に浅間神社が出来ました
この浅間神社は富士の噴火を鎮静させる為にあると言われております
さらに雑学を付け加えると、木花開耶姫命が生んだ子供達のそのまた子供の一人に、初代天皇の神武天皇にあたる人物がいるのです
古事記というのは御伽話なのか実話だったのかは定かではないのですが、浪漫があるのは間違いないです
さてここで富士の雑学を一部紹介させて頂きましたが
実は山田、今回頂上まで行くことができませんでした
天候に恵まれず、悪天候の中登っていたのですが雨が激しくなり、人数も20人といたので途中下山を余儀無く…
悔しい
しかし、登山は頂上に登ることが全てではなく、時には途中で下山する勇気も必要です
しかし
悔しい
不完全燃焼
そして山田は決めました
年内リベンジ
来月また私は富士に挑戦します
頂上までに登らなければ夏が終われない
どうせやるなら一番
日本で一番高い場所で夏を終わらせるんだろ?
そうだろ?
リベンジマッチ
最後に
登った人にしか見れない景色って、なんだかいいよね
elme山田