JOURNAL

さらば青春の山田

こんにちは山田です

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最近暑くてシャワーは欠かせないですね

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はい!

前回は50’s〜60’sのお話でロカビリーなど触れていきましたね!

 

さて今回は!!

みんな大好き

『Mods』

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まずどのようにモッズが生まれたかというところをお話しします。

 

 

メンズファッションは18世紀から固定した服装形式として、スーツが変化することなく着用されてきました。

スーツは18世紀当初に実用着として取り入れられたのですが、その当時の目的はなくなり、それは社会的な、ビジネスの場での制服の役割に変化してしていました。体制社会のシンボル的存在になっていたのです。

1世紀以上安定していたメンズファッションの流れにもストリートファッションの流れが押し寄せてきます。(レディースファッションにおけるミニスカートの登場と同じ時期です。)

 

 

その代表的がモッズ・ルックです。

モッズはロンドンの低所得層者から生まれたサブカルチャーで、高所得層への反抗、高所得層を反対に見た、自己表現の表現として生まれました。始は細身のテーラースーツから始まりますが、徐々にカラフルなデザインへと変化していきます。

 

※モッズを「高所得層への反抗」と表現するのはやや過剰かもしれません、同時期、より反抗的なグループ、ロッカーズが存在していました。

 

ロンドンのカーナビーストリートを中心に発信された、モダーンズ(モダニズム)を略してモッズと呼ばれたファッションの特徴は、長髪、花柄や水玉など派手な色彩、細身のスーツをテーラーで仕立てて、細身のシャツ、股上の浅いスリムパンツ、ブーツなどで、ミリタリーパーカー(M-51)を羽織るのがモッズファッションの基本です。

 

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このM-51は1951年にアメリカ軍で採用されていたもので、これが後にモッズコートと呼ばれるようになりました。
移動はスクーター

 

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夜な夜なクラブへ集まるために、「ベスパ」や「ランブレッタ」などのスクーターを乗りこなしました。
(これらのスクーターが好まれたのは、エンジンがむき出しのバイクだと、スーツが汚れてしまうからです。)

 

ライトやミラー、シートを派手にカスタマイズするのもスタイルでした。

 

音楽は?

 

彼らが好んだ音楽はアメリカのR&Bやソウル、スカなどで、
イギリス国内では

ザ・フー
スモール・フェイセス
などに影響を受けています

 

このようなスタイル、カラーはレディーズファッションの要素を大きくもったもので、女性化したようなムードを持っていますが、男が女性的になったわけではありません。反体制的なシンボルとして生まれた自己表現がそのようなファッションを生み出したといっていいでしょう。

 

このようなスタイルはビートルズ、ローリングストーンズが身に着け、さらに世界的な注目が集まります。ミニスカートともににスウィンギングロンドンというイメージで世界へ発信されます。

 

モッズの影響を受けたミュージシャン

デヴィッド・ボウイ
ロッド・スチュアート
ブラックサバスのオジー・オズボーン
モッズの雰囲気を知るには?

映画『さらば青春の光』

 

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ザ・フーが1973年に発表したアルバム『四重人格』をベースに1979年に公開された映画。
対立するモッズとロッカーズのブライトン海岸での暴動事件を描いた青春映画です。

ちなみに、映画のタイトルの「Q」の部分にも使われている上のマークは、モッズ・ムーヴメントの象徴として使われたイギリス空軍のラウンデルというマークです。
当時のモッズの雰囲気を知るのにピッタリな映画なので、興味のある方はご覧ください。

 

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